Native Americanの大地へ |
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3/2 ハバスパイ
今日は朝から快晴だ。 少し行くと右手の岩壁の下に地下水がしみ出ている場所がある。かなり勢いよく水が流れ出している。みんなに使われているらしく、出口は補強されていて、小さなバケツが置かれていた。 進むにつれて河の音が大きくなっていく。かなり河幅も大きく段差もある。しかし木が生い茂っていて、全貌は見えない。林の中を過ぎると、道が大きく削られているところに出た。ここは崩れやすいので柵にあまり近づくことができない。左側をみると、いつのまにか大きな落差を水が流れていた。ナバホ滝だ。大きな流れが二つと木が生い茂っている間を幾筋もの流れが高さどれぐらいあるだろうか、勢い良く落ち込んでいた。落ちはじめは少し陰になっていて滝壺の辺りは日が差し込んでとても青い。滝全体が木々や水草に包まれていて、なんとも清々しい感じがする。 ■ナバホ滝■
少し休憩した後、少し下り坂を降りていく。ちょっとなだらかな道に出ると横にはさっき落ちていた水が流れている。河に掛かった橋を渡り、急な坂道にさしかかると轟音が響いてきた。少し足元が悪いが、ハバス滝の上から横に滝を見ながら下っていく。
■ハバス滝■ 水際まで降りていくと大きな木々がターコイズのプールを囲うように緑陰を作り、太陽がプールの色を様々に変化させる。 ああ、思い描いた通りの美しい場所だ。 なんて瑞々しい所だろう。ここでは小鳥やリスや蝶たちが集まって伸びやかに歌っていた。
私達は水辺で持って来た昼食をとり、一時間 すぐ近くにちょうど河のそばに岩がふたつ並んでいる所があったので、私達は少し休憩をした。もう村は目の前だ。何かを燃やす煙も見える。 岩の上にごろんと寝そべり伸びをするとすごく気持ちがいい。まだまだ身体の節々は痛いけれど、すっかりリラックスできたハイキングだった。 明日はもうこの土地を離れるのかと思うと、なんだかとても名残惜しい。 3/3 ハバスパイ→キャンプベルデ ■ハバス滝■ 今日も快晴だ。ハバスパイも今日で終わり。 もっとゆっくりしたかったなあー。またこよっと。ヘリコプターが飛ぶまで時間があるのでカフェで朝食をとり、社交場をのんびり眺める。今日は朝から人が多い。パンケーキと珈琲。特大のが3枚も入ってる。全部は食べられなかった。さすがに(笑) なんだか社交場に足を怪我した人が多い。それも女の人ばかりだ。 犬もゴロゴロ寝そべっている。今日もポストオフィスの前にキャラバン隊のような馬の列が並んでいる。郵便物の配達かしら。 そうこうするうちに時間がきたのでロッジに戻ってチェックアウトを済ませ、ヘリコプター乗り場に行く。乗り場と言っても広場のベンチで座って待つのだ。
■ハバスクリーク■ ヘリの受付をしていたお兄さんに申込みをすると、部族の人達が全部済んだら乗れるということらしい。こうしてわたしたちは10時から1時過ぎまでの3時間、いつ順番がまわってくるとも知れず待ち続けることとなったのである。
今日は金曜日。人がいないので、次は乗れるかなと思ってると、ヘリが着く度どこからか人が現れて乗っていく。私たちはただぼけーっと座ってるだけだ。
待ちくたびれてすこし疲れてきたとき、いつも気持ち良くあいさつしてくれた村のおじさんが声をかけてくれた。 キャニオンの岩壁が斜めに見えたりすぐそばに見えたり、地面も見えるし、恐いってのもあるけどそんなことすら考える余裕もなく、きゃーきゃー言って笑われてた(笑) パイロットは私たちの様子を見て両手を離して見せたりして、充分楽しませてくれた。 あの苦しいトレイルをほんの10分ほどで駆け上がり、私たちは車に戻ってファラパイロッジへと向かった。そこで昼食をとり、一路フェニックスへと向かう。 しかし、ヘリコプターに乗るのが大幅に遅れたので今日の宿は17号線沿いのキャンプベルデでとることになった。 宿についてみると、なんだかハバスパイでの3日間がまるで夢の中の出来事のような不思議な感じがした。 |
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