Native Americanの大地へ


2/28 アリゾナ北部博物館→ミータークレーター→ピーチスプリングス(ファラパイロッジ)

今日は朝から雪が降っている。固いつぶつぶのあられだ。 昨日きれいに見えていた裏山は雲がたちこめてほとんど見えない。 少し不安だが荷造りをしてフラッグスタッフにある博物館に向かう。この博物館には実物のキヴァが再現されてあるらしい。

住宅地を抜けて山道を少し行くと、山小屋風の博物館が見えてくる。 大きな扉を開けて中に入ってみると、暖炉やソファ調度家具が置いてある。
とまどっていると、係の人なのかおじさんが博物館の入口は裏だよと教えてくれた。どうも裏口から進入してしまったらしい。おじさんに案内してもらって入口まで行き、料金を払いやっと見ることができた。

■ホピの常食ピキを焼く

石のプレート■

まずは北部アリゾナ及びニューメキシコに広がるプエブロの起源を年代を追って展示してある。部屋の真ん中では博物館の人が子供たちや大人を相手にネイティブの道具について説明をしている。

部族ごとに陶器やバスケットの文様や形の違いが判り易いように展示されている。
その昔ここフラッグスタッフ周辺にカリフォルニア沿岸やメキシコ、中部アメリカから物が集まり交易があったことや、ホピとニューメキシコのプエブロ諸族とは先祖が同じ農耕部族であることなどが判る。

■ホピの女性の髪を束ねる道具■


奥の方に行くとキヴァの内部の展示があった。
キヴァは中で機織りをしたり、色々な会議や、儀式や家族の団欒の場所であったり様々な用途を持っているようだ。

■キヴァ内部の壁画■


■キヴァ内部■

■ロロマのお玉■


あと工芸品の部族毎の展示があったが、ロロマの大きなお玉が印象的だった。持ち手の所にターコイズや赤い石の装飾が施された銀の巨大なお玉だ。 いろいろショップを冷やかした後車の中で昼食をとり、ミータークレーターにむかった。雪がまたちらついている。

40号線を東へ30マイルほど走ったところにミータークレーター(巨大隕石孔)がある。
雪はフラッグスタッフあたりだけだったのか少し走ると快晴になった。しかし風は強い。西の方から白く滝のような雲のカーテンが近づいてくる。
ミータークレーター周辺はだだっぴろい平原で遮るものは何もなく強烈な嵐のような風が吹き荒れていた。雲はどんどん私達に近づいてくる。建物の中にいても風が壁面にぶつかる音と振動を感じる。

ミータークレーターは直径1キロほどの巨大な地面の孔だが、ここはNASAがアポロ計画を実行していた時に訓練所として使われていた所だ。 ミュージアムにはそれに関する展示とこの孔のできた経緯が展示されている。以前に一度来たが、その頃よりもすこしハイテク化されていた。(笑)

■ミータークレーター■

ミータークレーターを後にして40号線を西に戻る。
フラッグスタッフを通り越しセリングマンで66号線に入る。66号線は40号線ができる前の古い街道でここからピーチスプリングスまでは家もほとんどない平原をひた走る。 陽も落ち、7時頃ようやくファラパイロッジに到着。ファラパイ居留区にあるホテルでなかなか快適なところだ。今日は明日の山歩きに備えて、ステーキを食べる。(笑)
BACK HOME NEXT
NativeAmerican index

Copyright(C) 1999-2000 Secchan's Japan, all rights reserved.
since Sep.1999