Native Americanの大地へ


2/26 2ndメサ(ミショグノヴィ→ションコノヴィ)3rdメサ(キコツモヴィ→オールドオライビ→ホテヴィラ→バカピ)

今日は快晴だ。ホテルでミショグノヴィとションコノヴィの場所を確認して出発する。ホテルの前にみやげ物の露店が出ている。誘われたがまずはミショグノヴィ。

2ndメサを一度降り、別の道から登る。ここも急坂だ。ぐるっと裏にまわって、車を止める。あまりの坂にタイヤの前に石を置いて車止めにする。村の中をおずおずと入ってみるが、車の出入りが多い。少し小さな広場を人が出入りしていた。
私達は左手の方に進み、村の人に自由に歩き回っていいかと訪ね、問題はなさそうなので崖の側まで歩いてみた。大きなキヴァが二つある。煙突から煙がでている。人の出入りもあった。キヴァのすぐ右手は登ってきた坂の上がり口になっていて、いきなり視界がぐっと広がった。大きなトウモロコシ岩が見える。遠くにはサンフランシスコピークも見えた。ここはちょうど集落の一番上のところで、ずっと坂道が上がり口まで続いていてその道沿いに家が建っていた。

いきなり「ホウーホウー」と声がする。
泥頭をつけたカチナが何か持って現れた。何人も現れる。人に出会うと「ホウーホウー」と大きな声で叫んでいる。なにか起こりそうでドキドキする。
良く見ると、家々で何か食べ物をトレイに入れた女性が出入りしている。何か今日はセレモニーがあるようだ。
(*泥頭をつけたカチナはホピの先祖のカチナ)
村の人に見学してもいいか訊ねると、村の中を見るのは構わないが参加はできないということだったので少しそのカチナの様子を見て、私たちは次の村に向かうことにした。
車で表の上がり口にまわると、人々がたくさん集まっていた。 車を走らせながら少し見させてもらった。先程のカチナがたくさん集まっていた。 なんのセレモニーなんだろう。とにかく偶然にも出会うことができてラッキーだった。


■揚水塔■

私達はションコノヴィの村を右手に見ながら3rdメサに向かった。
今日は土曜日なのでガソリンスタンドも全部閉まっていたのでどうなることかと思ったが、セカククのお店でキコツモヴィは開いていると聞いたのでまずガソリンの補給をし、食料を買い込みキコツモヴィの村中を車で少し走った。 部族議会のオフィスの近くに壊れた教会の鐘があったのが印象的な村だった。

車は3rdメサを登りオールドオライビに着いた。
村でいろいろ問題があってここの住人の半分はキコツモヴィに移り住み、その後村は廃墟になった。と聞いていたが、何軒かは人が住んでいた。建築中の家なんかもあったりする。ただ電気がないのか、ソーラーシステムがどの家の屋根にも載っている。

子供達が弓矢をいって遊んでいる。おちょけの犬が私達にまとわりついてついてきた。
村の一番奥迄行くと、メサの崖の側に教会らしき塔の廃墟が見えた。ビジターは立入禁止なので近くまで行くことはできなかったが、陽光のメサをバックにひときわ不思議な感じを受けた。
車は3rdメサのホテビラに入る。小学校があって近代的な家が多い。


■第2メサから夕日を見る(遠くサンフランシスコピークを望む)■

すぐ隣の村バカピに行く。ここも近代的なお家が多いが、キヴァもいくつかある。 ギルド(職人組合)のオフィスがあったが、ちょうどクローズしていた。
私達はおなかがすいたので村の小さなショップでナチョスとセブンアップを買い、メサの崖の側で昼食にした。しょっぱさとぴり辛が妙に炭酸に合う。

ぐるっと歩いて帰ろうとした時、呼び止める声がした。カチナドールの個人販売呼び込みだ(笑) カチナドールは高いので遠慮しようとしたが見るだけでもいいと言うことなので、お家にお邪魔させてもらった。ここでは今まで見たカチナドールと違い、門に飾るお守りとビーンズダンスで使われるターキーの羽のついた、道具だ。どれも素朴でおもしろく、大人用と子供用まであり、全部で25ドルでいいと言うので買うことにした。
彼はビーンズダンスについて熱心に話してくれたが、熱心なあまり早口であまりよくわからなかった。女の子のイニシエーションに関係するらしい。ちょっとまた調べてみようと思う。

現金が無かったのでチェックで支払おうということで、近くのショップまで換金に行かなければならず、奥さん(らしき)といっしょにホテビラのショップまで換金に行った。
道々カチナのことを色々説明してもらい、世間話なんかもして仲良くなった。 今度来る時は私の家に遊びにきなさいと言ってくれ、感激のうちに別れたがもう少し英語がうまく話せればなあと反省反省。
2/27 コールマインメサ→フラッグスタッフ

いよいよ今日はホピの地を後にする。なんだか居心地が良く、名残惜しいけれどまた来るということで。(笑)
今日も天気がいい。 3rdメサを通り抜けコールマインメサを目指す。


■コールマイン・キャニオン■

ここは炭鉱メサと呼ばれている所で、不思議な色合いのキャニオンの写真が印象的で寄ることにしたのだが、メサに着いてもキャニオンまで行く道がない。どこまでも柵のついた私有地ばかりでうろうろ往復してみたが、やはりない。意を決して門のない場所を選んで入って行ったらちょうど持ち主の人がいて、許可を得ることができた。牛小屋の側に車を置いて、崖のすぐ近くまでいく。

すごい。迫力があるというのとはちょっと違う。純白の切り立った岩肌に赤い地層が何層か横切り、上のほうは真っ黒な地層になっている。 深さはどれぐらいあるだろう。足がすくみそうな高さだ。風の音と、牛の声と私達の話し声だけが聞こえてくる。風はかなりきつい。谷を渡る風とゆうのか。 明るい陽射しに反射して白い地層がまぶしく光っている。
私達は運良く見ることができたことに感謝しつつ、先を急ぐことにした。


■ペインテッド・デザート■

264号線を160号線まで行くとツバシティにつく、そこで昼食をとりキャメロンで89号線にはいる。途中ペインテッドデザートの一部を見たりサンフランシスコピークの側を走り、フラッグスタッフに着いたのは6時頃だった。
ここは昔から66号線とサンタフェ鉄道が交わる要所で歴史的な町だ。 今回は泊まるだけだが、夜中遅くまで列車の警笛が旅情を誘う町だ。少しうるさかったけど(笑)
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