Native Americanの大地へ |
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2/25 1stメサ(ワルピ)
今朝は昨日の疲れもあってかゆっくりと朝食をとり、まずホピ・カルチャーセンター(レストラン、ミュージアムが付属する居留区唯一の宿泊施設)のミュージアムでホピの歴史的な写真や、工芸品、セレモニーの写真などの展示を見る。 ■ホピ・カルチャー センター■ ホピの居留区ではセレモニーの写真はおろか、村内の写真やスケッチ録音など一切禁止されているので、興味深く見ることができた。 ■ホピの思想を 表す絵画■ ミュージアムのショップでネイティブのCDを数枚買って、店の人にいろいろ曲をかけてもらって試聴していると、ホピのミュージシャンのセカククのショップが2ndメサを降りた所にあると教えてくれた。彼のドラムも素晴らしいが、わたしは彼の深くて強い声が好きだ。彼に出会えるかもしれないと思うとワクワクしていた。 まず私達はその足で1stメサのワルピに行った。264号線を東に10マイルほど行くとポラッカの村があり、その村の中の急坂を登りきるとシチョモヴィの村に着く。村の中程にインフォメーションがあり、そこで入場料を払って連れていってもらう。 ツアーまでに時間が少しあるので少しまわりを散歩してみた。非常に高いメサの上にあるのでとても風が強く寒かった。砂が風に巻き上げられて目を開けているのもつらい。 犬がたくさんいる。どこの村も犬が多い。それにとてもひとなつっこい。 ■ホピの伝統的な衣装■ 時間が来たので私達を含め8名はダイナさんの案内でワルピに向かった。 風はやはりまだ強く吹いている。断崖絶壁から下を見ると砂場を箒で掃いただけのような地道を小さなダットラが砂煙をたてて走っているのが見えた。昔は水を汲みにこの崖を女性が往復していたのだそうだ。シチョモヴィの集落を抜けるとメサの一番端に出た。
幅4〜5Mの橋のような道を越えるとそこはワルピの村になる。幅10Mあるんだろうか。両端は断崖絶壁である。その狭い場所に家が数軒建てられている。家々は通路や階段で2層3層と繋がれ、遠くから見ると要塞の様に見える。キヴァもいくつかある。
所々で村人がツアー客が来るのに合わせて、自分が作ったカチナドールを持って立っている。かなり手の込んだもので、ショップで買うよりずっと安いのだが、私にはその資金はなく(どんなに安くても150ドルは下らない)カチナのもつ意味を詳しく話してくれるのをただ聞かせて貰っていた。彼らのカチナドールはどれも色彩も形も美しいものだった。無理してでも手に入れておけばよかったと今ではちょっと後悔している。 奥さんが数人の客を相手にカチナドールの説明をしていた。 少し高そうなしかし良い物ばかり置いてある。目の保養をさせて貰っているとセカクク氏が入ってきた。カチナドールの説明をしてもらい、彼のテープを持っていると言うととても感激してくれたらしく、次々と音楽の説明をしてくれた。かなりきさくなおじさんだ。 サインとメッセージを書いてもらって、メールアドレスも教えてもらい固い握手をかわし感激のうちにセカクク氏との出会いは終わったのだった。 |
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