Native Americanの大地へ


2/19 サンフランシスコ空港にて

18:30関空発サンフランシスコ行きUAに乗る。あまり揺れもせず快適なフライトだ。
今回のアメリカの旅は、デンバーで友人Aと合流し、3月に入ってからは私の母が合流する。コネクションがうまくいくかどうか少し不安な所だが、各々が行きたい場所を尊重した結果このような形になった。
さて、今回の私の旅のテーマは「ネイティブアメリカンに出会う!」だ。(ちょっと力が入ってる。(笑))今回ほとんどの宿泊地をインディアン居留区にとった。FAXがロッジに無かったりで予約を取り付けるのにかなり苦労したが、自分がこんなにも行くことを希望しているのだとあらためて感じさせられた。
そもそもなんだってネイティブアメリカンなのか、4年前のアメリカ行きだって、どうせ行くなら都会より田舎指向の私は、国立公園をまわろう!と、友人二人連れだってレンタカーでグルグルまわる旅の計画をした。始まりなんてそんなものである。そこにはネイティブアメリカンなど頭の中には全く無かった。旅とゆうのがその国を知ることその体験とするなら、当然アメリカの歴史、ネイティブアメリカンのことも関わってくるのが自然のことなのかもしれないが、その時の私にはそういった興味は全くなかった。


■メサベルデ国立公園のクリフパレス■

そんなネイティブアメリカンになんの興味もない私がまず訪れたのが、メサベルデ国立公園だった。そこは今のホピ族の先祖と言われるアナサジ族の6世紀頃の都市遺跡だ。季節柄遺跡の中を見学することはできなかったが、すぐそばの展望台から見ることができた。
標高1000メートルほどのメサと呼ばれる台地の崖に自然に出来た窪みを利用して造られている。メサの上に行くにも下の川原に行くにもかなり危険で不便な場所だ。もちろん、外敵から守る為にそのような場所を選んだのであろうが、そんな所に100〜125人の人間が住める岩ブロック造りの複雑で巨大な住居がある。住居というだけでなく祭祠用のキヴァや共同の作業場などがあり、都市機能もあったようだ。

またその旅では偶然地図の表紙に載っていたアコマスカイシティの写真がとても気に入って、予定外ではあったけれど寄ることができた。
そこは数100mの高さのメサにアコマ族の家が建てられている。遠くから見ると要塞の様な感じを受ける。その村は結果的に要塞としての役割を果たし最後までスペイン軍に抵抗した村なのであるが、元々は天に近い場所に神聖な場所を造るという彼らの宇宙観や世界観がそうさせたと言われている。
メサの上に立ってみるとびょうびょうと強い風が吹き、雄大な景色を見ることができる。


立ってみるとよくわかる、彼らは私などが考える利便性などとは違う価値観をどうも持っているようだ。 そこには自然と人間の付き合い方、自然との付き合いの中で生まれた人間の知恵を見ることができるような気がする。そしてその付き合いの中で彼らは素晴らしい意匠を持った様々な造形物をも生み出している。

ここアリゾナとニューメキシコには自然の大いなる力、神秘さ、美しさをなんの迷いもなく思いしらせる風景がある。また、いろいろ調べていくと常に平和な姿勢を維持し続けようとする彼らも見えてくる。
私がネイティブアメリカンに興味を抱いたのはそうゆうところなのかなと思う。
■アコマスカイシティから望む■
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